はじめまして、Study River(スタリバ)運営者の佐々木と申します。
株式会社英伝堂というひとり法人を10年続けています。
主はMD(マーチャンダイジング)事業です。エンタメ界隈のグッズ製造をしながらウェブサービスを作ったり、途中大手のサラリーマンになったり。
いろいろやっていますが、何者にもなっていない、ただのなんでも屋です。
幸いクリエイティブ業を長いこと続けているので、ある程度のことはなんでも自分で作ってきたため、生成AI時代にブーストできています。
プライベートは都内で4人家族(本人・妻・長女・長男)です。一般市民です。
Study Riverは、2024年の暮れから運営を始めました。
目的は一言で
未来を考えることで、今日の選択を少し変える
背景:なぜ運営をするのか?
メディアでコミュニティを作ろうと考えたからです。
始める頃は生成AIが着々と世の中に浸透してきていました。マーケティング寄りのクリエイティブ業務が多いため、
「あー、ググるがおわるな」
と、思いました。
検索から対話になると当然、Webサイトの存在とは?となります。
一生懸命SEOをやろうが、AEO(AIが検索する)の範疇に入ります。ハウツー系記事は喰われますし、動画もそのうちAIに置き換わるはずです。
ではなぜそのタイミングでメディアをやるのか?「人間に関わる部分」が残るからと思っています。
スタリバは「問いを立てる」という前段レイヤーをベース設計にしています。
目的:AIと仲良くなるためのメディア
スタリバの目的は「AIと対話するための問いの言語化」です。
例えば、ネット上では
「AIさんと会話成り立たない」
「こいつダメじゃん」
なんて投稿も散見しているわけですが、これは、AIだから?普段から人間とも会話成り立ってなくない?とも思うわけです。(すみませんね。)
相手に合わせた適切な表現は、人間同士でもあるもので、これはAI相手でも変わりません。
実際、雑なチャットをすると、雑に返してくるし、そういう意味では対話相手としては面白く、その一方で、対話がうまくできない人間とできる人間では差が出てくるようになります。(人間関係と同じといえば同じ)
さて、では人間側は改めて「コミュニケーション」を鍛える必要があります。
ざっくり、AI時代にどう個人として生きていくか?以下の5レイヤーだと思っています。
レイヤー | 領域 | キーコンセプト | 私の対応例(参考) |
---|---|---|---|
① 土台 | 思想/問い | “何を信じるか/どこに向かうか”が最重要 | 「10年後を予習する」「人と人をつなぐ」 |
② 言語化 | 思考の構造化 | “自分の問い”を言語にして残す力 | Obdisianで構想育成、スタリバで世界観発信 |
③ 実装 | AI実行力 | “指示を与えて形にできる”力 | Cursor開発、GPTで自動化、Canvaでデザインなど |
④ 分配 | 拡張と届け方 | “誰にどう届けるか”を設計できる力 | Notionで整理、KDPで出版、Shopifyで販売 |
⑤ 残存 | 人間性/信用 | “あなたじゃなきゃ意味がない”領域の確保 | 個人のストーリー性・決断・ブランド感 |
どんどん新サービスが出てくる2025年は③に目移りします。そりゃ面白いものに「すげー!」ってなるのは当たり前なのですが、ここでいう③は「手段」です。
AI時代をうまく楽しむためには、①②の「目的」部分が大事と思っています。
②が得意な人は③はスムーズですし、②を作るためには①の軸が必要です。
余談ですが、私の場合、10代の頃、「自分は将来なにがしたいのか」あまり考えていませんでした。就職もノリでなんとなく決めて、就職が決まった流れでエンタメに近いところにいます。結果的にMDジャンルは好きですし、エンタメの程よく適当なノリも好きだったから流れ着くところに流れ着いたなという感じです。
結果、今でもだらだらなるように生きているので、目標設定とかは苦手です。
そんな私でも今、こうして問いを投げかける活動をしているのは、
**“予測できない未来を、考えることで味方につけたい”**と思っているからです。
物語、ワーク、プロダクト──どの形式でも、スタリバが「考えるきっかけ」になってくれれば、メディアとしては成功です。